【小説】オリジナル/こみらび/こみらびミニストーリー冬の章01

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 ありゅとが眠ってしまいました。ぴのはタオルハンカチをかけてあげます。
「ぽくもねましゅ……」
 もう一枚タオルハンカチを用意しようと思ったら、いつもの場所にありません。仕方ないからそのまま横になりました。
「あらら、大変だ」
 気づいたキノモリさんが急いでハンカチをかけてあげました。

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「ぴの、みみ むすんでくりぇ!」
 ありゅとがリボンを差し出しました。
「ぽへ?」
 ぴのはありゅとの耳をむんず、と掴み、ぎゅーっと結び始めます。
「いだっ! ぴの、ちがうー! いでででで!」
 リボンで結んで欲しかったのに、と、ありゅとは後に語っています。

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 キノモリさんがフードのついた服でお出かけです。ありゅととぴのはこっそりフードの中に入ります。
「なんか重いなぁ……」
 キノモリさんが振り返るとそこには二匹が。
「しょうがない子たちだなぁ」
 近所のお肉屋さんに買い物なので、まあ大丈夫でしょう。
 キノモリさんは歩きます。てくてくと。商店街のほうへ。

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「あーあ、こんなに汚れちゃって。二人とも、お風呂だね」
 キノモリさんが言うと、二匹は口々に言います。
「おふろー! ますたー、ぽく、おふろ だいしゅき!」
「おふろ……いーやー!!」
 どうして同じようにしてるのに、片方は大好きで片方は大嫌いなんでしょう。キノモリさんは苦笑します。

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「あわ、ついてないでしゅね。ぽくのあわ、わけてあげましゅ」
「あわ つけないでくりぇー」
 お風呂場で二匹はキノモリさんの助けを借りて入浴中です。
 ありゅとはひたすら、泡とお湯を避けています。
 そんなんじゃ綺麗にならないよ。
 キノモリさんは心を鬼にして、ありゅとにシャワーをかけました。

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「ぽく、ありゅとと けっこんしき、しましゅ」
「けっこんしき?」
「けっこんしきって、おいしいもの たべれりゅんでしゅよ」
「うおー! おりぇ、ぴのと けっこんしき、すりゅ! ひゃっかいすりゅ!」
 そんなにされてはキノモリさんのお財布がすっからかんです。取り敢えず、とめないと。

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 ガリガリガリガリ……。ありゅとが柱で爪とぎをしています。
「こらっ、ありゅと!」
「あ、あのね、ごきぶりしゃんがね、がりがり やってたんじぇ!」
「ありゅとがやってたって知ってるんだからね」
「ご、ごきぶりしゃんが いたから、おいはらったんじぇ!」
 どうしてもゴキブリの所為にしたいようです。

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 ゆでたまごは半熟か固ゆでか聞いてみました。
「どっちでも しゅきでしゅ」
「たまごー! ますたー、ゆでたまごつくって! はんじゅくも かたゆでもだじぇ!」
「ううん、どっちにしようかな……。余ったほうでいいか」
 そして余らないのでキノモリさんの分はナシです。

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「ますたー! おきておきて!」
 登っちゃいけない、と言われてるのに、ありゅとがロフトの上に登ってキノモリさんをぺちぺちします。
「ますたー!!」
「ううん……」
 寝ぼけたキノモリさんが、ありゅとを目覚ましと間違えて、頭をべたんっ!
「ぴっぎゃあぁぁぁぁぁ!!」
「う、うわごめんっ!」

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「かりゃ……」
「かりゃいじぇー! かりゃすぎるじぇー!」
 ありゅととぴのがキノモリさんの食べていたカップうどんをつまみ食いしてひーひー言っています。
 七味いっぱい入ってるよって言ったのに。
 キノモリさんは苦笑しながら新しいカップうどんを持ってきて「あと三分待ってね」。
 これは二匹の分です。

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 ポッキーの日ですね。
 きっとウチのありゅとはポッキーを剣代わりにして、
「おりぇのらいとせーばー! かっこいい!!」
とか言ってて、ポキって折れちゃったりすると半泣きで食べながら
「でも、うみゃい」
 とか言うんでしょうね。可愛いな。

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 おいしい物作って、
 さてお酒飲みながら食べようと、
 うきうきしながら食べ物の前に着いたら、
 満腹のありゅとがいて、
 ぴのに
「いいこでしゅ」
 って慰められてがっくりするキノモリさん。
(ぴのもご相伴にあずかってたりするのはナイショなのです……)

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「おーりぇーはありゅとー! おーおぐらーいー! てーんかむーてきのいっぴきうーさーぎー」
 ああ、アレの替え歌ね。
 キノモリさんはコーヒーを飲みながらうんうんと首を振ります。
 なかなかよく出来てるではないですか。
 しかし、一匹うさぎってなんでしょうか。

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「……ほうれんそう」
 ぴのが泣きそうな顔をしてキノモリさんを見上げます。
 お皿の上にはホウレン草。
 ぴのが涙をぽろぽろこぼしながら食べました。
 すると、
「ぴのは たべなくていい! おりぇがくう!」
 ありゅとがそれを取り上げ、がばと口に入れました。
「おえっぷ」
 もしかして、二匹とも嫌いなんでしょうか。

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 うさぎさんはかわいいのだよ。
 かわいいはせいぎなのだよ。
 よって、ぽくたちはせいぎなのだよ(ドヤァ)。
 と、ありゅふりぇっどは申しております。

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「ありゅとー! さむいでしゅー。おしくらまんじう しましょー!」
「おーしくらまーんじーう」
「おーされーて」
「「ぽーふぽふ」」
 二匹がおしくらまんじゅうをやっています。
 可愛い。
 キノモリさんは熱燗を飲みながらにこにこ笑います。

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「がるぴす つくりましゅ」
 ぴのはそう言って、両手でマドラーを持ちました。キノモリさんはガルピスを適量入れてあげます。
「おゆ、いれてくだしゃい」
 お湯割りガルピスは苦手ですが、折角作ってくれるのですから、そうしましょう。
 ぴのが初めて作ってくれたガルピス、おいしいかな。

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 ぐうぅ。
「おなかが……すいたのだよ」
 ありゅふりぇっどはおなかを押さえました。
 しかたない。おくのてを つかうのだ。よっこいせ。
 ありゅふりぇっどはUFOキャッチャーの中に入って、ゲットされるのを待ちます。その人にしばらくお世話になるのです。
「われながら いいかんがえ なのだよ」
 そうでしょうか?

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「ぽ~くはこ~みら~び、う~さぎしゃん~」
 ぴのが洗面器のお湯に浸かってゴキゲンです。
「ふぅ~。いいおゆ でしゅね~」
「でも、そろそろ冷たくなってきちゃったでしょ」
 キノモリさんが換えのお湯を持って、訊いてきました。
 それをありゅとはじっと見つめています。
「ぴのは かわりものだじぇ」

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「ありがとうございましたなのだよ」
 親切にしてもらった人の家を、ありゅふりぇっどは後にしようとしました。
「あ、待ってありゅふりぇっど。これ、センベツ」
 その人が渡してくれたのはありゅふりぇっどの大好きな千枚漬けです。
「お腹が空いたらお食べ」
 この千枚漬けは、きっと優しい味でしょう。

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「いいにおいだじぇ」
「いいにおいでしゅねー」
 キノモリさんがキーマカレーを作っていると、専用のテーブルに向かっている二匹がくんかくんかと匂いを嗅ぎました。
 グリンピースは自分のに避けておこう。
 キノモリさんの分のキーマカレーは、いつもグリンピースカレーと化します。