【小説】オリジナル/こみらび/ぼんぼん揚


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「キノモリさん、これあーげるっ」
 ぱるなちゃんとぱるちゃんがやってきて、大量に床に置きました。
 それは。
『ぼんぼん揚』

「……これ、この地方では売ってないよね?」
 キノモリさんが言いながら、パッケージを見てみますと、キャラクターが描いてあります。

『ウェルトトリガー』

 ああ、これ、最近話題になってるマンガだよねー。
 キノモリさんがふーん、と言うと、ぱるなちゃんがニコニコして話し始めます。

「ぱるが好きなんだ、そのマンガ」
「すっ、好きってほどじゃないやい! ただ気になるだけだよ!」
「だからって、コラボのぼんぼん揚、オンラインショップで2箱も買う?」
「こういうおせんべい好きだからさ、食べたかったんだよ!」
「さらに、モーソンとミョオンで買い占めてたよね? 食べきれなくなって、あたしんちに押し付けていったのはどこの誰~?」
「うっ……!」

 ぱるなちゃんがキノモリさんに向き直ります。

「ぱるはね、このマンガの中でぼんぼん揚を食べてる、疾風さんが好きなの。だから、近所のモーソンやミョオンでも、疾風さんのパッケージばかり狙って買ってたんだけどねー……さすがに、食べきれないって言うか」

 ああ、そういうことでしたか。

「じゃあ、これ、袋は綺麗に取っておくね。ぱるちゃん、あとで取りにおいでよ」
「え、えええええ……」

 ん?
 キノモリさんがにこっと笑います。

「大丈夫、気持ちは判るよ」

 自分だって、ありゅとやぴの、ありゅふりぇさんのパッケージのお菓子があったら、きっと買い占めるから。

 そういってウィンクしますと、ぱるちゃんがキノモリさんの手をがしっと取って、ぶんぶんと振り回しました。

「お、恩に着るよ! 本当にありがと!」

********

「と、言う訳で、おやつ、ぼんぼん揚ね」
 袋から出したぼんぼん揚を前に、みんなに説明しますと、それぞれが目をぱちくりさせました。

「ぼんぼんあげー」
「ぼんぼんあげでしゅねー」
「のうがくあげみたいなのだよ」
 そのマンガのファンにとっては、能楽揚げは敵らしいので、言わないであげてください。

「まぁまぁ! このぼんぼん揚、きっとすごくいいやつだから! 食べて食べて!」
 三匹が大きな口を開けて、ぱくん、と食べます。

 ぶぉりぶぉりぶぉり。

「うみゃ!」
「おいしいでしゅねー」
「のうがくあげとは、すこしちがうあじなのだよ」

 そっか、良かった。

 キノモリさんも、一つつまんで、ぽりぽりと食べます。

 うん、懐かしい味。

 ちょっとだけ、以前住んでいた場所を思い出し……
 それは、一瞬で消えました。

ぼんぼん揚(の、元ネタ)は、本当にマンガとのコラボをやったよー!
関東在住の方が元ネタを食す機会はなかなかないので、この機会に是非どうぞ!


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