【小説】オリジナル/こみらび/たこ焼きの消えた大阪!


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 クタさんがフラフラです。
「高熱が出てフラフラするヨ!」
 ぴっしゅがクタさんのおでこに肉球を当てました。
 熱い。とても熱いです。
 ぴっしゅが慌てます。
「たいへんだこ! ほんばのたこやきをたべなければちぬこ!」
「オオウ!」
 クタさんビックリです。
「いますぐいくこ!」
「いざ行かん、大阪!」

**********

「ふぁー……。眠い」
キノモリさんが、朝の準備をしながらTVをつけました。
『怪奇! たこ焼きの消えた大阪!』
 じゃじゃーん!
 効果音とともに、タイトルが画面に現れます。
「ふーん……」
 ワイドショーも変なものを話題にするなぁと思いながら、キノモリさんは歯ブラシを取りました。
『昨夜、突如として現れた男性と謎生物によって、大阪中のたこ焼きが食べつくされました』
「なぞせいぶつでしゅって。そんなの、いるわけがありましぇん」
 謎生物のキミが言わないの。キノモリさんが苦笑します。
「たこやきがしゅきなんだじぇ? へんなやつもいるもんだじぇ」
 たこ焼き好きだけどなぁ。キノモリさんが思います。
 しかし、変な事件です。
 なんだか興味が湧いて、続きも見ることにしました。
『ご覧下さい、これが証拠のVTRです!』
 歯ブラシを動かしながら、画面をじーっと見ていると。
『こー! うまいこー!』
 男性の肩に乗ってたこ焼きをもしゃもしゃ食べているのは、見覚えがある、さくらんぼ色の謎生物です。
『ハッハッハ! だんだん具合がよくなってきた気がするヨ!』
 男性のほうにも見覚えがあります。特にこの、片言の日本語には。
『もういっけんいくこ! くたといっしょに、ぜんぶのたこやきをせいはするこ!』
『ハッハッハ! いいともサ! さすがぴっしゅだネ!』
 VTRを見て、キノモリさんが歯磨き粉を噴き出しました。
「クタさんとぴっしゅちゃん?!」
「くたとぴっしゅでしゅか。それならなっとくでしゅ」
「くたとぴっしゅだったら、もうしょうがないじぇ!」
 うがいをしたキノモリさんが、う、うーん……と眉をひそめます。
 ピンポーン。
 その時、チャイムが鳴りました。
「キノモリさーん!」
「だこ!」
 噂をすれば。
 ドアを開けて、一人と一匹を出迎えます。
「二人とも、TVで話題ですよ……」
「こーっこっこっこ! くたがちんじゃ、こまるんだこ!」
「ハッハッハ! たこ焼き食べたい病だったのサ!」
 そう言って、クタさんが土産を差し出します。
「たこ焼き味のキャラメルだヨ!」
「ほんものぜんぶたべちゃったから、これしかないんだこ! これものこりいっこのところをかってきたんだこ!」
「あ、ありがとうございます」
 キノモリさんが受け取った瞬間。
「げフ」
 クタさんがどたーん!と倒れました。
「くたー! ち、ちんじゃいまちたかー?!」
「くたー! ちんじゃだめだじぇー!」
「くたー! なんでだこー!」
「クタさん!」
 結局、クタさんは救急車で病院へ搬送。
 熱はなかったのですが、食べすぎで一週間入院しました……。


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