【小説】オリジナル(タブレットマギウス参加作品)/ぐわっちょ!/出会いはとーとつ。


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>>【小説】オリジナル(タブレットマギウス参加作品)/ぐわっちょ!/有希、来る。
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翠「見て見てサイ! 変な鳥いるー」
彩葉「あ? ……なんだこれ可愛いじゃん。よーしよしよしこっちこー……うわ、ホントに来やがったぞ。人慣れしてるなー」
翠「ね、この子、この鳥じゃない? ハシビロコウ」
彩葉「それだな。どっかのペットだろ。警察届けるか」

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彩葉「参ったな。届け出ないってさ」
翠「じゃーさ、SNSに投稿しとくから。飼い主現れるまでウチで飼わない?」
彩葉「んー? あー、まあ、いいけど」
翠「だってさ! よかったね、ハービー!」
ハービー「ぐわっちょ!」
彩葉「ハービー?」
翠「ハシビロコウだから、ハービー」
彩葉「……あの、スイさん? ちょっと、安直す……あ、いえ、なんでもないです」

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ハービー「ぐわっちょ!」
彩葉「なんだハービー。腹減ったの? 今、魚用意するから待ってろよ」
翠「サイー。僕もお腹すいたー」
彩葉「ハービーが先だ、ハービーが! ほれハービー魚だぞー! 奮発して鯛だ!」
ハービー「ぐわっちょ!」
翠「うー……。なんか鶏ごぼう食べたいぞー」
ハービー「ぐわっちょ?!」
彩葉「おい、ハービーをそーゆー目で見るな」

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翠「じゃーん! 鶏ごぼう!」
彩葉「あの、スイさん……。マジで鶏ごぼう作るとは思わなかったです……」
翠「ん? 鶏ごぼう嫌いだっけ?」
彩葉「いや、好きですけどね? ハービーの手前、鶏食べるのはちょっと……」
ハービー「ぐわっちょ!」
翠「ハービー気にしてないって! 食べよ食べよ!」
彩葉「あ、はい」

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翠「ねー。そういえばさー」
彩葉「ん?」
翠「有希(ユウキ)ちゃん元気?」
彩葉「あー、連絡とってねえな。つか、お前も両親と連絡とってねえじゃん」
翠「あの二人は子ども云々じゃなく、世間体が大事な人たちだから、僕のことなんてもう忘れてますよーだ」
彩葉「う、うーん……」
ハービー「ぐわっちょ!」
翠「ハービー、慰めてくれるの? えへへへへ、やっさしい!」

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彩葉『有希ちゃん、元気? 今日、兄ちゃんとこに変な鳥が来たよ。多分ハシビロコウ。飼い主が現れるまで、ウチで飼うことになったんだ。今度見においで』
有希『兄さん久しぶり! 元気そうでなによりだよ。スイさんも元気なのかな。ハシビロコウ? いいなあ、可愛いよね! 明日、正午頃に行ってもいい?』
彩葉「翠(ツバサ)ー。明日の昼に有希来るけど、いい?」
翠「大歓迎!」
彩葉『了解、おいでおいで』
有希『やったー! ありがとう! じゃ、明日ね!』
彩葉「ハービー。明日、俺の弟来るから、いい子にしてくれな!」
ハービー「ぐわっちょ!」

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翠「明日楽しみー!」
彩葉「お前って、有希のことお気に入りだよな」
翠「だって、サイの弟だし。可愛いし、気が利くし。大好きだよ」
彩葉「あ、それ俺にも言ってくれねえかなー」
翠「大好きだよ、彩葉(サイハ)」
ハービー「ぐわっちょ!」
彩葉「おー、ハービー。お前も俺のこと好きか! 嬉しいねー」
翠「む。なんか、ハービーに負けた気がする……」

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翠「はい、コーヒー。どう、今度のMANATIA(マナティア)新刊は?」
彩葉「んー、芳しくない……」
ハービー「ぐわっちょ!」
翠「ハービー。しー……!」
彩葉「……ハービーみたいなキャラが出てくる、子供向け電書魔術入門書って需要あるかな」
ハービー「ぐわっちょ!」
彩葉「あるよな! お前可愛いもん! よっしゃ、作るわ!」
翠「よかったよかった!」


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