BluePrism02-06

 痛い。
 しかし、そう思うより前に、心が引き裂かれそうになった。
「はっ……。ヤ、ダ……。もう、離し、」
 心も身体も、離してくれないのはいつもキミだろ。
 アルフレッドは苛ついて、アルトに口づけた。アルトの下唇を噛んで、血を滲ませる。
 ひどい行為だ。アルフレッドが泣きそうになる。愛情表現ではない、ただの腹いせ。マーキング。自慰行為と呼んでもいい。
 それなのに、口づけを終えたアルトの唇から漏れたのは、甘ったるい吐息だった。
 こんなひどいことをしたのに、この子は理解してくれない。こうやって、快楽に身を任せて、一人悦んで。
「は、ッ。あ。ヤダ……もう、もう……」