BluePrism02-02

 このビオトープはアルトが魔力……生命力とも言い換えることができる……で作っている。アルフレッドが受け継ごうとしたが、彼は魔法の素質が殆どなく、構造が複雑な魔法は継承できそうになかった。
 しかし、身体が子供であるアルトは、生命力が弱いため、本当はこんな大掛かりな魔法には向いていなかった。ビオトープを形成してから、彼は何度も生死の境を彷徨うくらいに体調を崩した。
 対策を講じないといけない。
 この双子は自分たちのチャクトワーフトやギルドの仲間に情報提供してもらい、魔力の源が生命力であることを突き止めた。
 そこでアルトは、アルフレッドから『生命力』を貰って、それで『食いつないで』行く道を選んだ。元々、恋人同士のような仲だった二人だから、別にそうなるのもやぶさかではない。そんな二人が毎日肌を重ねるようになっただけの話だ。
「は……ッ」
 アルトが苦し紛れにシーツを握りしめる。声を出せないのが辛い、と彼はぼんやり思う。