まこらむ(多分)第3回『色』

こんにちは、まこです!
予約投稿なので、多分としか言えないよ!
色々書いていきます。色だけに!(ドヤァ)

……。

……はい、スミマセンでした……(´・ω・`)

まこらむ(多分)第3回『色』

色。
私のような、絵を描くものには、色彩感覚は必需です。
私、常々欲しいと思ってたんですよ、色彩感覚。

でもね、あるとき、打ち砕かれました。
弟が二人して(私には弟が二人います)言うんです。

「こんなピンクのスリッパ、履きたくないよ。トイレのスリッパ、変えようよ」

ん?ってなりました。
何故なら、そのスリッパ。
私には、モスグリーンにしか見えなかったんです。

何故?
これ、モスグリーンよね?
モスグリーンのチェック柄。
……よね?

すると、ママンが一言。

「あー……。ゴメンね、遺伝しちゃってたか。やっぱり色盲だったのね……」

どうやら、父母は、色覚異常の遺伝子を持つカップルだったらしいのでした。
そういや、弟たち、色覚検査で引っかかったとかなんとか言ってたっけ。
んで、Xファイルのモルダーが「信号の配色は隣り合うと見えない」みたいなことを言ってたときに、「僕たちもー」って言ってたっけ。

でも、弟たちの『それ』を聴いてからは、常に恐怖していました。
私の赤が、赤じゃなかったらどうしよう。
私の持つ色が、みんなと違ったら。

恐怖は、やがて、冷たい現実を連れてきました。

こくうさんと買い物に行った時のこと。
私は、青緑色の毛糸が欲しくて、青緑色の毛糸を掴んだつもりでした。
こくうさんがビックリして、私の腕を掴みました。

「まこちゃん! それ、水色!」
「……えっ……」

遺伝。
遺伝、していた……?

しかし。
冷たい現実だと思った『それ』は、なんだか温かみがありました。
私はなんだか安心して、へらへら~と笑い、それを棚に戻しました。
そして、彼にこう告げました。

「私、色覚異常あるかも。ゴメン、これが緑にしか見えないんだ。緑、キミが選んでくれる?」

いいよ、待ってて。
彼が選んだ毛糸は、確かに、私にも緑に見えるものでした。

この前、帰省する機会がありまして、ママンにそれを話してみました。

「私、色覚がちょっとおかしいみたい」

まこのは遺伝じゃないよ、アレは男性にしか遺伝しないから。
そう前置きして、彼女はこんな話をしてくれました。

「私の知り合いの漫画家さんはね、こう言ってたの。『ヒトは皆、弱い色を持っているものなのです』って」
「全員、色盲ってこと?」
「そう、ある意味そうなんだって。だから、色っていうのは『それが全員にその色に見えるかどうか』は意味を持たないの。『それが調和が取れていればいい』の」

だから。

「まこにはこくうくんがいるでしょ。こくうくんと、弱い色を支え合えばいいのよ。私は、そう思う」

ほうほう。
私が、水色と青緑を間違えてほっとした理由は、「これで弟たちと同じなんだ」と思えたからでしたが。
それを否定されてもなお続く、温かい気持ち。
ああ、やはり、彼女は偉大だ。私の尊敬する母だ。

そう思ったのでありました。

蛇足ではありますが、母の知り合いの漫画家さん、黒柳徹子さん主演のドラマ原作を手がけるなど、結構有名な方だったらしいです。母の同級生のお父さんだったんだって。