【小説】オリジナル/こみらび/ロボピー爆誕!


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 とんてんかんてん。
 ある日の真夜中のこと。
 ありゅふりぇっどが何やら作っていました。
「ふむ、きょうは はかどるのだよ……」
 暗いところで夢中に作業するありゅふりぇっどは、真夜中なのに元気です。
 とんてんかんてん。
 作っているものはありゅふりぇっどの背丈ほどの大きさで、身体の小さいこみらびには作るのが大変そうです。
 それなのに、一体何を作っているのやら。一心不乱に作業しています。
「がいそうは できあがったのだ」
 ありゅふりぇっどは満足そうにほむんと頷きました。
 出来上がったという外装を見てみますと、微妙に誰かに似ている気がします。
「やかんを 3こも つかってしまったのだ。これで しっぱいしたら だいそんがいなのだよ……」
 普段、酢こんぶやつまようじなど、変なものを材料にしているありゅふりぇっどの発明にしては、ずいぶんまともな材料です。
「さて」
 ありゅふりぇっどは、こみらびマークのついている工具箱から、なにやらゴソゴソと取り出しました。ぽわぽわとしたさくらんぼ色の毛は、見たことのある形です。
 かぱり。
 作りかけの発明品を開いて、ありゅふりぇっどはうんしょと腕を伸ばします。
「これをここにいれて……」
 そして、その毛を入れまして、開いた部分を締めました。
「ここに とりだしたりますは『ろぼぴーC』なのだよ」
 どこかで見たようなパッケージの瓶を取り出して、発明品の背中にあるタンクを開け、こぽこぽと注ぎます。
「めざめよ、ろぼぴー! なのだよ」
 ゴゴゴゴゴ……!
「メザメタコ!」
 しゃきーん!
 妙なポーズをして、ロボピーと呼ばれた発明品が動き始めました。
「アルフレ、オツカレサマコ!」
「せいこうなのだよ……。これで ぴっしゅに おこられずに すむのだよ……」
 ありゅふりぇっどが思い返します。
 それは、一週間ほど前のことでした。
「ぽくそっくりな ろぼが ほしいこ!」
 ぴっしゅがお茶菓子をもむもむと食べながら、ありゅふりぇっどに力説します。
「ぽくが こんなにかわいいんだから、きっとかわいいとおもうこ!」
 それを作ってどうするんだろう、とありゅふりぇっどは思いましたが、聞かないことにしました。
「ありゅふりぇ、ほうしゅうは たーんと はずむこ! つくってほしいんだこ!」
 そんなこんなで、作ることになったのです。
 話を現在に戻しましょう。
 ロボピーがキョロキョロと辺りを見回します。
「デ、アルフレ。テキハ ドコダコ?」
「てき?」
 そんなものはいないと思う、とありゅふりぇっどが言う前に、ロボピーは上を向いて言いました。
「コ! ニセピッシュノ ハンノウハッケンダコ。イッテクルコ!」
 ゴゴゴゴゴ……! ドゴン!
 ロボピーがジェット噴射をして、上の部屋へ向かいました。
「ニセピッシュ ハッケンダコ!」
「わー! なにするんだこー!」
 ドカン! バタン!
「やめてほしいこー!」
「ハッハッハ! 痛いヨ!」
「ニゲルンジャナイコ! セイバイダコ!」
 ドスン! バスン!
「……ぽくもうしらない……」
 ありゅふりぇっどは現実逃避をして、眠りにつきました。

 翌日、天井に開いた穴を見て、キノモリさんが卒倒したのはまた別のお話です……。


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