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「ありゅと、ほら。こんなに汚れてるよ。お風呂入ろうかー」
「うぇぇ、おふりょ、やーだじぇー!」
「イヤじゃないの、ダメだよー」
さんがありゅとを連れて、お風呂場へ入りました。
「おさきだこ!」
なぜか、ぴっしゅが身体を洗っています。
「ぴっしゅちゃん。クタさんの家は?」
さんが訊きますと、ぴっしゅが答えます。
「すいどうこわれたこ。くたはせんとういったけど、ぽくはいけないんだこ」
あぁ、それじゃ仕方ありません。
「じゃあ、自由に使ってください」
さんがありゅとを下ろし、準備を始めます。
ありゅとはそんなさんを尻目に、お風呂場から逃げようと、そーっとドアのほうへ移動しました。
すると、ドアについていた泡が、突然動き出しました。
「あわ!」
「あわわ!」
「あわ!」
「な、なんだじぇこりぇー!」
その声を聞いて、さんが逃げようとしているありゅとに気づき、むんずと捕まえます。
「こら、ありゅと! だめでしょ逃げちゃ」
「そ、それよりますたー! ありぇ! ありぇなんなんだじぇ!」
ありゅとの指差す方向を見ても、何もいません。
さんが首を傾げます。
「なにもないけど?」
「そんなはずないじぇ!」
「はいはい、そうだね」
「しんじてくりぇ!」
その時、一人と一匹が見ている前で、泡が動きました。
「え、なにこれ」
「だからいったじぇ!」
そんなのをさておき、ぴっしゅが泡に向かって呼びかけます。
「しゃんぷーここあーず! ぽくのからだをあらってほしいんだこ!」
「……シャンプーココアーズ?」
「そうだこ! ぽくのおともだこ! いわば、てんしみたいなものだこ!」
すると、泡はぴょこっとお辞儀します。
「あわ(しゃんです)!」
「あわわ(ぷーです)!」
「あわ(ここあです)!」
どうやら、三匹いるようです。
「あはは、なんか可愛い」
さんが三匹を触ってみますと……。なるほど、マシュマロのような感触です。
三匹はぴっしゅのそばに行き、ぷわぷわと泡を作り出しました。
「うーん、いいきもちだこ!」
「きもちいいんだじぇ?」
ありゅとは興味シンシンです。
「おりぇにもやらせてほしいんだじぇ!」
「いいんだこ! やってみるこ!」
ぷわぷわぷわ……。
ありゅとが泡まみれになりました。
「うーん、あまりきもちよくないんだじぇ……」
今だ!
さんはありゅとを再び掴み、ごしごしと洗ってお湯をだばぁ、とかけました。
水も滴るいいウサギになったありゅとは一言。
「げせないじぇ……」
おしまい。
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